道端に放置された玉手箱を開けたら、もうすでに誰かが開けた後だったので助かった。

 オレって結構古風な考え方の人間だから、モノを手に入れる時には新品が好きなわけ。ヤフオクとかメルカリとか、中古万歳市場で喜んでブランド物を買っているヤングマンたちを見ていると『誰が使ったかわからねーような、きったねーモノのどこがいいかね？』と問いただしたくなる。が、怖いからそんなことは絶対に口にしません。若者達には『理解あるオジサン』であると思われたくて、小言を言いたい気持ちをグッと抑えて生きています。

もとい、自分が使い古していらなくなったモノは、『コレ、まだ使えるんじゃね？』という気持ちを抑えきれず、先日メルカリに登録してブルーハーツ時代に甲本ヒロトが着ていたような革ジャンを2000円で売り出してみたところ、全く誰も反応することなくスルーされました。

だからあなた、自分で言ってたじゃないですか！時代外れで時季外れの革ジャンなんて誰も見向きもしませんし、加齢臭よろしく染みついたようなモノを買い取る奇特な人なんているわけないんだって。いやいや、その革ジャンはその昔にスリムで無臭のオレが着ていたものだから、加齢臭は全く染みついてなんていませんて。30年前なら誰もが羨むイケてるアイテムだったんだって。回る回るよ時代は回る・・・中島みゆきが歌っていたけれど、いつかは甲本ライダーズが流行る時期が来るだろう。しかしながらその時にはオレ自身は渋いトレンチコートが似合うダンディーな大人になっているだろうから、やはり革ジャンは捨てるしかないわけですね。

ファッション関係で思い出したけれど、ZOZOTOWNの社長の前澤って人が『プロ野球チームを持ちたい』とつぶやいて話題になっていました。どこかで聞いたことがある話だなー（無表情）と思ったのは私だけではないはずです。2004年に、かの有名なホリエモンが近鉄買収に動いたけれど断念。その後は楽天が東北で球団を持つに至りました。その後ソフトバンクがホークス、DeNAが横浜ベイスターズを取得したりして、時代の寵児たちが球団の株主になることが当たり前の時代となって、前述の話。まあプロ野球球団は、いろんな会社が株主となってコロコロと球団名が変わった時代もありました。今は無き阪急、ダイエー、大洋、近鉄等々。プロ野球は時代を反映する媒体なのかもしれませんね。

ってオレったら何を言ってるのかしら。今日オレが何を言いたかったのかっていうと、東京ドームでビール片手にウットリと巨人戦でも観戦したいなーということ。それが使い古されたようなコッテコテのオジサンの趣味だとしても、その中に幸せを感じるということなのだ。もし野球観戦に興味のある女性がいたら、どうぞatukimまでコンタクトください。悪いようにはしませんぜ・・・ｸﾞﾍﾍﾍ････。